家の中に生えるカビも嫌ですが、外壁のカビも憂鬱な気持ちになりますね。
わが家はカビと同居中と世間にアピールしているみたい・・・(,^ω^)
カビは放っておけば壁材を傷めてしまいますから、目立たなくてもしっかり対処していきましょう。

外壁掃除は外から見られる家そのものの掃除です。
気合を入れてピカピカにしたいですね。

外壁にカビが生える原因

カビを発見した時は「なんでこんなところに!」と思いながら掃除方法を考えますよね。
見慣れたお風呂場や水回りならともかく天井にだってカビは生えます。

カビが生えるのは一定の環境条件が揃う場所になります。
温度湿度・そしてエサとなる汚れがあれば高い所でも足元ほどの低い場所でも関係なく繁殖します。
外壁は家の中と違い昼と夜の温度差もあり、部屋の中よりも広い空間の中でそれほどエサになるようなものも無さそうですよね。
でも日当たりの悪い場所では急激な温度差もなく雨によって濡れた壁はしっとりと湿気を帯びている上、外気に舞う砂ホコリや泥汚れなどを吸着してしまいます。
そこにカビの胞子が根付いてしまうと、居心地が良く繁殖してしまうという訳なんです。



日当たりが良くいつも乾いている面の壁にはカビは生えませんね。
家の向きを定期的に変えることはさすがに出来ませんから、日陰になる場所は注意してこまめに掃除をすることが大切です。
カビは人が過ごしやすいと感じる程度の温度と高い湿度、それに汚れたままの壁を好みますから、その条件を揃えない工夫をするのがカビの予防にもなりますよ。

外壁のカビを落とす時に使うもの

カビを落とすのに水をかけてただ擦るだけではあまり効果はありません。
それどころか水分を得てさらに大繁殖してしまう可能性もあります。

カビは目に見える黒い部分だけを落としても奥までしっかり根を張っているケースが多く、壁の凹みなどに菌が残っています。
しっかり殺菌しておく必要がありますね。
汚れを流すのに水は必要ですが洗剤を使って壁に菌を残さないようにしましょう

  • ホース
  • ブラシやスポンジ
  • バケツ
  • 雑巾
  • 中性洗剤
  • カビ取り剤(カビが頑固な場合)
  • マスク
  • ゴム手袋

外壁のカビを落とす手順

生えたばかりのカビなど比較的軽い状態なら中性洗剤だけでも落とせます。
外壁掃除に使う道具は柔らかいブラシやスポンジがおすすめです。
あまり固いもので擦ると表面に細かい傷がついてしまい、そこにまたカビが繁殖して内部まで浸食してしまうかもしれませんから注意しましょう。

  1. マスクとゴム手袋をする
  2. ホースで壁表面の汚れを洗い流す
  3. 泥やコケなどが付着している部分はブラシやスポンジで落とす
  4. バケツに中性洗剤を入れて水で薄める(10倍程度が目安)
  5. 高い所から洗剤液を使って擦り洗いをする
  6. 水で洗い流す

中性洗剤だけでは落ちないカビにはカビ取り剤を使っていきましょう。
カビキラーやキッチンハイターのような塩素系の洗剤が効果的ですよ。
塩素系の洗剤は他の洗剤と混ざると有毒ガスが発生する可能性があるため、念のため日にちを開けて使うようにしましょう。

カビキラーはそのまま使えますが、キッチンハイターを使う場合は原液を2~3倍に薄めて使います。
素手で触ると肌が荒れてしまう場合もありますから、ゴム手袋をつけてから扱うようにしましょう。

  1. マスクとゴム手袋をする
  2. カビの生えている場所にカビ取り剤をスプレーする
  3. 10~15分程時間をおく
  4. ブラシやスポンジで軽く擦る
  5. ホースやバケツで水をかけて成分をしっかり洗い流す

カビ取り剤を使う時は壁が乾いている時に作業をします
湿っていると洗剤の成分が薄まり効果が弱まってしまいますから、お天気が続いた後がベストですね。

カビを掃除する時は目には見えなくても胞子が周囲に舞い散りますから、吸い込まないようにマスクでしっかり防護しておきましょう。

外壁のカビを落とす時の注意点

壁は自分の背よりも高く垂直にそびえているので掃除がしやすいとは言えませんね。
下手をすると頭から汚れた水を被ってしまうかもしれません(,^ω^)

目線の高さから下に生えたカビなら苦労はしませんが、高いところでの作業は体勢を保つところから考えてしまいます。
無理はしないで安全性を第一に掃除をしていきましょう。

高い所の作業で梯子を使わない

自分の手が届かない場所で作業をするなら、まずは梯子や脚立が必要と思ってしまいますが毎年のように死亡事故が発生するほど危険です。
何か物を取る程度のことなら問題はありませんが、上った先で手を動かし汚れを取るのはリスクが高すぎます。
バランスを崩して落下したら洒落になりませんから、自分が上るのではなく道具を工夫して掃除をしましょう。


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高圧洗浄機を使うと傷や騒音の原因になる可能性

高圧洗浄機があれば水圧で一気に汚れを落とせて便利ですね。
手でゴシゴシと擦ると力加減も難しく、範囲が広ければ疲れてしまいます。

ホームセンターやネット通販でもお手頃価格の高圧洗浄機が人気ですから、1台あればいろんな場所で使えますね。
もちろん外壁掃除にももってこいですが、便利な分配慮も必要になります。

その名の通り高圧洗浄機は水に強い圧をかけて使いますから操作音も大きく、圧が加わった水は相当な範囲まで水しぶきを飛ばしてしまいます。
ご近所との距離が近かったり、掃除したい壁が通り沿いであれば水跳ねには注意が必要ですね。
また使う時間帯も気を付けないと騒音問題としてご近所トラブルに発展しまう可能性があります。

掃除の面でもやみくもに使うと対象物を傷つけてしまう可能性があります。
低圧に設定して使い、同じ場所に長く当て続けるのは避けましょう。
外壁では特に目地が傷みやすく、高圧洗浄機の水が直接当たることでヨレて隙間が出来てしまう可能性があります。
壁の劣化を早めてしまう事にもなりかねませんから十分注意が必要ですね。


高圧洗浄機を使った外壁掃除にはこちらの記事もおすすめです(^-^)

まとめ

家も見た目が大切だと思います。
玄関周りだけ気にしていても、裏に回ればカビだらけだったとしたらちょっと残念ですよね。

日当たりの悪さや周囲に植物が多い環境であればカビは生えやすいと思います。
家の中の生活空間ほどこまめに掃除をする必要はありませんが、定期的にチェックをしてカビが大繁殖する前に落としてしまった方が掃除も楽ですよ。

どこから見られても恥ずかしくない家を目指しましょう(^-^)

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