毎日使うふきん。
テーブルを拭いたり食器を拭いたりと何枚かを使い分けていると思います。
身近なものを清潔に保つために使うものですから、ふきん自体の衛生状態も気になりますね。
ちょっと放っておくと臭ってくるほど雑菌は数時間であっという間に繁殖してしまいます。
正しいふきんの洗い方、もう一度見直してみましょう。
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ふきんは水洗いだけではダメ
いつもふきんを使った後はどうしていますか?
最近は洗濯機におまかせする人が増えているようですが、キッチンの後片付けの最後に自分で洗って干す人も少なくありません。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、自分のやりやすい方を選べば良いですね。
問題なのはふきんに付着している目に見えない汚れです。
水洗いだけでは雑菌は流れてくれませんから、除菌を意識した洗い方を意識しましょう。
よく洗っても雑菌が残っている
テーブルを拭いた後のふきんは、食べカスや調味料など油汚れも混じりとてもキレイとはいえませんね。
でも洗った後の食器を拭くだけのふきんなら、キレイにしたものの水分を取るだけですから雑菌とは無縁のように思えます。
それでも水気を含み雑菌が好むキッチン周りという環境にあるだけで、あっという間に雑菌が繁殖してしまうんです。
湿ったふきんだけでも衛生状態は良いとはいえませんから、カビのエサとなる食べカスや様々な汚れが付いたふきんはさらに雑菌の繁殖が早いと言えます。
半日放置しておくだけでも雑菌の数は10万を超える数になってしまうんだとか(;゚Д゚)
うっかり放置したままのふきんを子どもがいたずらして口にくわえでもしたらちょっとゾッとしますね・・・。
使った後すぐにゴミや汚れを落としてしっかり洗ったつもりでも、水洗いだけでは増え続ける雑菌の繁殖を抑える事はできません。
雑菌をきっちり排除する洗浄を心掛けなくてはいけませんね。
室内干しおくだけで雑菌の数が増える
洗ったふきんの干し場所もキッチンに取り付けたふきん掛けに干すのでは意味がありません。
水分を含んだふきんはそれだけで衛生状態が良くない方に傾いていますから、こもった室内に置くのは雑菌を招くことになってしまいます。
完全に乾ききらないままのふきんでまたテーブルの汚れを拭き取ると、雑菌がテーブルに移りきれいにするつもりが逆に雑菌を塗りつけている結果となってしまう可能性も(>,_<,)
洗濯物で例えても、室内干しをすると嫌な臭いが付いてしまいますよね。
嫌な臭いも元は雑菌の繁殖が原因です。
菌があるから臭いがついてしまうんですね。
キッチンのふきん掛けは濡れたふきんを干すためではなく、すぐに使えるきれいに乾いたふきんを掛けておくために使いましょう。
手洗いでのふきんの洗い方
ふきんを衛生的に保つために最適な洗い方をご紹介します。
手洗いの場合は汚れても時間をおかずにすぐに洗濯ができて、少量を丁寧に洗えますから水道代も電気代もかからず効率よく洗濯ができますね。
手洗いに使うのは洗濯用洗剤でも良いですが、手荒れなどの負担を考えるとふきん洗いにも使える台所用せっけんや食器用洗剤がおすすめです。
- 桶にぬるま湯を入れる
- ふきんを浸して石鹸や洗剤で揉み洗いをする
- 桶のぬるま湯を流してよくすすぎ洗いをする
- きっちり絞って外に干す
洗濯機でのふきんの洗い方
洗濯機を利用すれば枚数がかさむふきんの洗濯もそれほど負担には感じませんね。
洗剤による手荒れも気にしなくて済みます。
ただ注意しなければいけないのは衣類も寝具も全て一緒くたで洗うということです。
泥汚れや汗の染みついたインナーなども同じ水を使って洗うわけですから、多少は区別をしてから洗いたいですね。
汚れのひどい物は別にして、出来ればキッチン周りのタオル類とだけで洗うようするのがおすすめです。
洗剤は衣類用のもので問題ありませんが、香りが強いものは避けるようにしましょう。
柔軟剤は水分の吸収の妨げになってしまいますから、使う必要はありません。
煮沸や漂白をしない場合
ふきんの清潔を守るには週に1回程度、煮沸や漂白をして殺菌消毒をするのがベストです。
ただ忙しくて時間が取れない場合やすぐに除菌をして使いたい場合もありますね。
そんな時におすすめなのが除菌ができる食器用洗剤を使って付け置きをする方法です。
使い終わったふきんを洗った後に除菌ができる食器用洗剤をまんべんなく付け、次に使うまでそのまま放置しておきます。
スポンジ除菌にも使われる方法ですが、ふきんにも応用できるんです。
ただふきんの場合は次に使う時にしっかりすすいで洗剤の成分は落としてから使うようにしましょう。
また熱湯につけるだけの消毒方法もあります。
洗ったふきんを桶などに入れ5分ほど熱湯に付けると消毒効果があります。
お湯を沸かす余裕が無い場合や、小さいお子さんがいて危なっかしい場合は、レンジで加熱する方法もありますよ。
500wで1分ほどチンすれば熱湯消毒と同じ効果が得られます。
どちらも煮沸消毒ほどの殺菌効果はないものの、ある程度の雑菌はこれで除去できます。
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煮沸をする場合
煮沸消毒は昔から使われている方法でとてもシンプルですが、未だに医療機関でも使われるほどその効果は確実なものです。
ふきんの場合はタンパク質による汚れが多いですから熱して凝固させるのを避けるため、1度洗ってから煮沸をします。
水から煮始め、沸騰したら少し火を弱め10分ほど煮詰めます。
その後は火傷に注意しながら水ですすぎ、しっかり天日干しをしましょう。
水に大さじ1杯程度の重曹を混ぜると気になる臭いもすっかり消えてよりきれいになりますよ。
漂白をする場合
ふきんを漂白する場合は漂白剤とふきんの相性を見てから始めましょう。
塩素系漂白剤の場合は色もののふきんが脱色してしまうかもしれませんから、白無地のふきんに使うようにすると良いですね。
色柄もののふきんを漂白する場合は成分が優しい酸素系漂白剤を選びましょう。
塩素系漂白剤は成分が強いため手荒れなども心配ですが、その分殺菌効果も高いと言えます。
酸素系漂白剤は成分が優しい分、殺菌力は塩素系に比べるとやや劣ります。
漂白の仕方は漂白剤の取り扱い説明書に従って進めましょう。
基本的には決められた割合で薄めた漂白剤に30分程度ふきんをつけ込んで殺菌消毒をします。
その後よくすすいでから乾かします。
漂白剤は濃いめの液につけ込んだからといって、殺菌力が上がる訳ではありませんから用法を守って使うようにしましょう。
また漂白をするときには手荒れ予防にゴム手袋を忘れずに着用しましょう。
洗ったふきんは天日干しでしっかりと乾燥させる
きれいに殺菌消毒をしたふきんもしっかり乾燥させなければまた雑菌が繁殖してしまいます。
結局肝心なのは“乾燥”なんです!
日光消毒という言葉もあるほど、良く晴れた日に太陽光にさらすのはとても大事な意味があるんですね。
高温多湿な場所で干すと雑菌が増えてしまう
雑菌などのウイルスが好むのは人が心地良いと感じる程度の温度と高い湿度になります。
家の中は季節問わず一定の温度が保たれ、風の通りもありませんから居心地は良いに決まってますね。
部屋干しは時間が経てば乾いてはいくものの、生乾きの時間が長くその間に雑菌がちゃっかり住み着いてしまいますから対策を立てなければいけませんね。
雨などで外に干せない場合は除湿器を使って室内に干したり、アイロンで熱してから干すのも殺菌効果になりますよ。
天日干しできなければ乾燥機を使う
朝は時間がないので夜に洗ってしまう場合は、天日干しが出来ませんね。
そのまま風通しが良い外に干しても問題はありませんが、乾燥機を活用しても良いでしょう。
乾燥機は温風で一気に衣類を乾かしますから、天日干しと同様に雑菌が繁殖する心配がありません。
外に干さない分、埃や排気ガスといった問題もクリアできますね。
まとめ
ちょっと使っただけでもすぐに雑菌が繁殖してしまうふきんは、ただ洗うだけでは清潔と言えないんですね。
雑菌には漂白剤や熱による殺菌が効果的です。
レンジでも対応出来ますから、気が付いた時に加熱したり、沸かしたお湯が余った時にふきんをつけ込むと毎回気持ち良く使えますね。
しっかり乾燥させる事も重要ですから、うっかり置きっぱなしにしないように気をつけましょう。
ちょっとかわいいふきんを使うだけでも家事のテンションが上がりますから、大切に使うためにもお気に入りのふきんを選ぶのも楽しいんじゃないでしょうか(^-^)
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