洗剤は汚れ落としが1番の目的ですが、プラス除菌効果を前面に出したものも増えていますね。
目に見えない雑菌やウイルスへの脅威は年々増している気がします。
でも除菌効果があるものなら絶対なんでしょうか?
普通の洗剤との成分の違いや、除菌成分が入っている洗剤のメリットとデメリットも見直してみましょう。
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除菌洗剤は普通の洗剤に漂白成分が入ったもの
食べ物を扱うキッチンは常に清潔を意識していたいものですね。
食べカスや油汚れはもちろんですが、目に見えない雑菌の繁殖は特に注意したいところ。
外出後などの手洗いや調理器具の洗浄も当然ながら、料理の手順の中でしっかり加熱することも食中毒を防ぐためには大切ですね。
でもやっぱりそれだけではまだ不安を感じてしまいます(,^ω^)
ちゃんと除菌もしている!という強みが、料理の出来はひとまず置いておいても衛生面での確固たる自信をつけてくれる気がするんですよね。
使った後の食器をきれいするのに欠かせない食器用の洗剤。
主な成分は界面活性剤と安定剤になります。
界面活性剤は石鹸や洗剤など汚れ落としに使われるものに多く配合されている成分です。
水や油と馴染みやすく汚れを分解して排除してくれます。
では除菌効果のある洗剤とは何が違うのでしょうか?
洗剤にプラスされる除菌力は漂白剤に使われる成分によるものです。
つまりは界面活性剤を主成分として作られた洗剤に、漂白剤の成分を配合したものが除菌効果のある洗剤という訳なんです。
漂白剤には強い殺菌効果がありますから、合わせて使うことで汚れを落としながら除菌も可能になるんですね。
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除菌洗剤は手荒れしやすい
せっかくなら菌まできれいに落としたいですから、除菌も出来る洗剤を使った方が断然良い気がしますよね。
でも漂白剤の成分は手荒れの心配が付きまといます。
漂白剤はアルカリ性なので、手や指の角質を溶かしてしまうんです。
ただ皮膚は何層もの角質が重なって出来ていますから、表面に漂白剤が少量付いただけなら大抵の場合問題はありません。
でも肌の弱い人や荒れた手指に付いてしまうと、手荒れが深刻になってしまうかもしれませんね。
洗浄と除菌が1度に出来る分、手には多少刺激が強いと言えます。
商品によっては長時間の使用について注意がされていたり、炊事用の手袋着用が勧められています。
肌の弱い方は直接手に触れないようにして使うか、手肌に優しい洗剤を選んで別の方法で除菌をすると良いですね。
除菌効果を表示していない洗剤でも、汚れの元となるたんぱく質や油分はしっかり分解してくれますから、それなりに除菌の効果は認められています。
必ずしも除菌効果のある洗剤だけが良いとは言い切れませんね。
強い除菌効果があるのは台所用漂白剤
漂白剤には高い除菌効果がありますから成分が配合された洗剤を使うよりも、直接台所用漂白剤を使う方がより強い効果が得られますね。
普段は手荒れが心配で除菌効果の無い洗剤を使用していても、時々台所用漂白剤で付け置き洗いをすれば、問題なく真っ白になり気になる菌も取り除けます。
漂白剤でも塩素系のものと酸素系のものがあります。
塩素系は手荒れの心配があり漂白剤特有の臭いもありますが、酸素系は手肌に優しく臭いもありません。
ただやはり塩素系の方が成分が強いので、除菌も漂白も短時間で完了します。
塩素系漂白剤であれば30分程度の付け置きでキレイになりますが、酸素系漂白剤の場合は汚れがひどい物だと40℃以上のお湯に一晩付け込む必要があります。
特徴を良く理解して自分の使いやすい方を選ぶと良いですね。
ふきんやまな板など頻繁に使うものの簡単な除菌方法としては熱湯消毒や日光消毒もおすすめです。
シンク周りなど広い範囲を除菌するのであればお酢やエタノールなどをスプレーしても良いでしょう。
こまめに意識して除菌する事が何より大切ですね。
まとめ
目に見えない雑菌に効果があるものは知らずに自分の手肌を傷めてしまう可能性があります。
除菌が出来るか出来ないかだけを見て判断する前に、どれだけの刺激があるのかも注意した方が良いですね。
ゴム手袋をして台所仕事をすると、取ったり付けたりがちょっと面倒なんですよね(,^ω^)
でも季節関係なく水仕事は手荒れや乾燥がつきものです。
1度手が荒れてしまうとその後はしばらくケアが必要になり、繰り返してしまうかもしれません。
出来るだけ肌に優しいものを選ぶのが賢明かもしれませんね(^-^)
でも除菌効果のある洗剤は直接漂白剤に触れるのとは違い、成分も薄まっていますからそれほど防備する必要も無さそうです。
便利で衛生的ですから、上手に使い分けても良いですね。
特にスポンジ除菌は染み込ませておくだけと簡単ですから、それだけでも利用価値は高いと言えます。
食器洗い用スポンジは特に雑菌が多く、トイレよりも汚いと言われています。
使った後に除菌が出来る洗剤を均一に染み込ませて置いておくだけですから、手軽で安心ですね。
手肌が弱い方は手袋を使って肌を労わりながら除菌していきましょう。
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