フラットな部屋に比べ階段は何段も続く狭い範囲を繰り返し掃除しなければいけません。
生活スペースとは違いしつこい汚れは付きにくいですが、家族が移動する導線なだけに埃やゴミが溜まりやすいんですよね。
しかも掃除しにくい隅に溜まる(-_-,)・・・そんな時はほうきの出番!
忘れかけていたほうきの魅力をご紹介します。
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ほうきの方が階段掃除をしやすい理由
最近の掃除機は高性能だったり清音設計だったり、日々進化していますね。
ロボット掃除機も多く普及していますが、さすがに段差が続く階段掃除は人の手じゃないと(#^.^#)
階段を掃除するにはやっぱり昔ながらのほうきがおすすめです。
掃除機では吸い取れない隅の埃までしっかりキャッチしてかき出してくれる上、持ち運びも軽くて便利!
それ以外にも階段掃除にほうきを使うメリットは多くありますよ。
埃(ほこり)が飛び散らない
ほうきはもちろん手動です。
電気も使わないし、モーターも回転しません。
吸引しない代わりに排気もしませんから、埃が舞い上がるリスクが抑えられます。
多少ほうきでかき散らした分が舞い上がりますが、換気をすれば問題無い程度です。
ハウスダストのアレルギーが心配な方や小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使えますね。
ヤシ製のほうきにはワックス効果も!
「棕櫚(しゅろ)ほうき」ってご存知ですか?
ヤシ科の木の皮で作られたほうきで、主に日本の南九州に多く自生しています。
天然素材で作られたほうきなら「竹ほうき」の方が馴染み深いかもしれませんね。
学校や公共施設などの掃除で誰しも1度くらいは使った経験があると思います。
外の掃除なら目の粗い竹ほうきが重宝しますが、室内を掃除するなら棕櫚ほうきが万能なんです。
丈夫で適度に柔らかく耐久性にも優れているので、1本あると軽く10年以上は使えます。
何と言っても素晴らしいのは棕櫚の繊維に含まれる油分が埃の舞い上がりを抑え、自然なワックス効果で床に磨きをかけてくれるところ。
ちょっとレトロな雰囲気がまたノスタルジックな魅力でハマる人が続出しています。
時間を選ばない
ほうきはゴミが気になった時にすぐに使えます。
深夜でも早朝でもササッと取り出して物音も立ちませんから、近所迷惑とは無縁です。
家族が寝ている隙も有効に使えますよね。
上下の移動が楽
階段を掃除するには掃除道具を持って上階から階下に向かってきれいにしていきますね。
掃除機ではいくら軽量タイプとはいえ重さが足腰に堪えます。
コードレスを持っていれば良いですが階段用にわざわざ購入するのも勿体ないし、家電製品はいつか寿命がくるもの。
吸引力重視で考えたらコードレスでは選択肢が狭まりますね。
ほうきなら軽くて長持ちですし、天然素材のものなら使いこむ内に自分の手に馴染み愛着を感じるようになりますよ。
階段掃除には小さめのほうきがおすすめ
ほうきは種類もサイズも豊富。
職人さんが貴重な材料で丹精込めて作った逸品から、量販店で手軽に購入できるものまで様々です。
それだけにお値段もピンからキリまでありますが(^-^,
階段掃除は狭い場所を隅々まで掃除しやすい物を選びたいですね。
柄が長く穂が大きい物よりは階段の幅に合わせたコンパクトな物の方が断然使いやすいでしょう。
手ぼうきと呼ばれる手首で掃除をするような柄の部分が短いものや、通常の長ぼうきよりサイズの小さいものがおすすめです。
小さいほうきでピンポイントに掃除をした方が余計な埃も舞い上がらずに済みますよ。
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ほうきは階段付近に置いておくと使いやすい
掃除道具は収納場所も悩みの種になりますね。
あまり人目に付く場所だと生活感丸出しのようですし、玄関に穂を上にして立て掛けておくとお客様に「早く帰って」という意味になるんだとか(^-^,
階段用に小さなほうきを用意するのであれば、生活スペースや導線からの死角になるような場所に吊り下げて収納するのが良いかもしれません。
ほうきの穂先を床面に当ててしまうと変な癖がついて掃除もしづらくなってしまいます。
手摺りがあるのなら上階の手摺りの先にぶら下げておけば、気付いた時にそのまま掃除をしながら下に降りてこれますね。
手摺りが無くても階段付近にほうきを常に置いておけば気付いた時にすぐに手に取れる分、掃き掃除をする習慣がつけられます。
案外掃除はいつでも簡単にパパッとできないからやる気が失せていくんですよね・・・。
離れた場所から掃除道具を引っ張り出して来てまたしまってというアクションが、ゴミを見つけて「すぐに掃除!」という発想から、とりあえず覚えておいて「今度まとめてやろう」という気持ちに変わってしまいます。
結局ため込んだ埃やゴミは積もる一方ですから、引き延ばしても精神的に「やらなきゃ!」というプレッシャーが重くなるだけ(,^ω^)
サイズの小さなほうきはちりとりとセットで置いてあると見た目もかわいいんですよね。
お客様の目に堂々と触れる場所はさすがに気が引けますが、押し入れの奥にしまいこんでは全く活躍しないまま宝の持ち腐れになってしまいます。
自分の目線の先に見える位置に置くことが、掃除をこまめに出来るポイントになるかもしれませんね。
まとめ
ほうきは床や畳も傷めず細かい繊維がしっかり埃やゴミをキャッチしてくれます。
四角い掃除機の吸い込み口では取りづらい隅っこのゴミや、細かい段差につもる埃もササッとひと掃きできるので、階段のデザイン関係なくきれいに掃除ができますね。
ちりとりとセットで置いておけば、階段を使う時に気付いたゴミはすぐに片付けられます。
ほうきは直射日光をさけた場所に吊るして収納するのがおすすめです。
使用頻度や汚れ具合にもよりますが、半年~1年に1度くらいは水洗いでお手入れもしておきましょう。
丁寧に使えば20年以上も使えると言われていますから、家と家族と一緒に年を重ねていく大事なものになりますね。
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