最近のマンションは「24時間換気システム」が導入されています。
機密性の高いマンションは換気が課題でしたが、法改正による義務化で新鮮な空気が取り入れられるようになりました。

でもそれに安心して何もしないままでは室内の空気は汚れてしまいますね。
マンションの換気口の掃除方法をご紹介します。

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換気口フィルターは掃除機吸引か水洗いをする

キッチンの換気扇は定期的に掃除をしていると思います。
油汚れなどでベトベトになり、そこにホコリなどが付けば換気機能は正常に働いてはくれませんね。

換気扇を回せば汚れた空気を外に排出できますが、外に出る分中に入って来る空気も必要です。
気密性の高いマンションなどでは換気が上手くいかないと臭い湿気だけでなく、シックハウス症候群による健康被害も心配です。
外の空気を遮断するメリットは多々ありますが、新鮮な空気を部屋に取り込む必要もあるんですね。

キッチンのように調理を行うスペースはガスやIHの上に専用の換気扇が設置されていますが、それ以外の部屋にも空気を循環させるべく換気口(給気口)がいくつか設置されているはずです。
丸だったり四角だったりと形に多少の違いがあり、設置場所も天井近くの壁だったり、足元近くだったりと様々ですがマンション内の各部屋に新鮮な空気が流れるようになっています。


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換気口から入る空気はキッチンの換気扇から外へと流れていく場合もありますが、主に浴室の換気扇によって外へ排出されます
24時間換気」のスイッチも浴室の前にありますよね(^-^)
各部屋と廊下にはそれぞれ扉がありますがあえて若干の隙間が設けてあります。
暗い廊下からは扉の向こうの灯りが漏れているのが見てわかりますよね。
全て計算されて設計されています。



機密性の高いコンクリートのマンションの中でも人が快適に生活できるように換気が確保されて、空気の流れや通り道が考えられています。
でも空気が通り抜ける換気口には外からの汚れや部屋の中の湿気を帯びた汚れが溜まりやすくなってしまいます
汚れた換気口では入って来る新鮮な空気もそこで汚染されてしまいますね(&gt,_&lt,)

換気口はキッチンの換気扇のように頻繁なお掃除はしないまま忘れてしまっている場合が多いんです。
気付いた時には真っ黒に汚れてしまっているかもしれません。
まずは換気口を取り外して中のフィルターを確認してみましょう。

換気口によってはフィルターが付いていないものもありますが、後付けでフィルター付きカバーに交換するとお手入れも楽になりますね。
取り外したフィルターは掃除機で汚れを吸引してから水洗いをしてよく乾燥させます
フィルターの種類によっては水洗い不可なものや、使い捨てタイプもあります。
排気ガスなどの油にホコリなどの汚れが混じり真っ黒になって水洗いだけで落ちない場合は、サイズを確認して新しいものと交換した方が良いですね。



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キッチンの換気扇も定期的な掃除が必要です。
こちらの記事もおすすめですよ(^-^)


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換気口の本体は水拭きか洗剤で拭き取る

フィルターは汚れたら取り換えも可能ですが、本体の場合はそうはいきませんね。
取り外せるパーツは取り外して細かい部分まで丁寧に洗っていきましょう
壁と一体になっている部分は基本的には拭き掃除で汚れを落としていきます。

水拭きだけでは油汚れはスッキリ落ちないかもしれませんね。
雑巾を2枚用意して、1枚は中性洗剤を浸して汚れ落とし用に使い、もう1枚は洗剤成分を拭き取る仕上げ拭き用として使い分けるようにしましょう。
洗剤は家にある中性洗剤を使えば問題ないですが、迷ったらリビング用の中性洗剤がおすすめです。


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汚れが酷い場合は換気口周辺の壁まで汚れが目立ってしまいます。
換気口とは違い壁は壁紙によっても掃除に注意が必要です。
外気から入り込む油汚れはなかなか手強いですから、丁寧に取り除きたいですね。

換気口の周りは壁の材質に合わせた手入れをする

換気口内部の汚れというよりもまず壁の黒ずみに気付いて換気口の汚れを疑うかもしれませんね。
なんでこの部分の壁だけ黒くなるんだろうという疑問(,^ω^)

換気口から入り込む空気は必ずしも新鮮できれいとは限りませんから、排気ガスなどの影響で黒ずみが出てしまいます。
目に見えない空気にも花粉大気汚染物質が混ざっていますから、換気のためとはいえ室内に入り込むのは避けたいところです。
やはり出来るだけフィルターを取り付け室内への侵入を防ぐのがベストですね。

それでも掃除をしないまま使い続ければ換気口付近はほかの壁よりも汚れが目立ってしまいます。
壁の黒ずみ掃除は壁の材質によって掃除方法を見極めましょう

ビニールクロスであればホコリは掃除機や雑巾で取り除き、中性洗剤を水で薄めてスポンジなどで軽く擦るようにして落とします。
メラミンスポンジを使っても効果がありますが、どちらにしても強く擦らないようにするのがポイントです。
ビニールクロスは他の素材よりは耐久性がありますが、ピンポイントで強く擦れば破けてしまう可能性もあります。

紙製や布クロスの場合は水を使ったお手入れは避けた方が良いですね。
素材が水分を吸収してしまうので、汚れを浮かせて取り除くことができません。
輪染みができてしまったり、水分を含ませた場所だけ壁から剥がれて浮き上がりブカブカになってしまうかもしれません。
布や紙クロスの汚れは乾拭きをして消しゴムで優しく擦る様にします。
それでもあまり強く擦ると繊維を傷めて細かな傷のようになってしまいますから、力加減には気を付けましょう





漆喰の壁も同様で水分は吸収してしまいますから、水は使えません。
ちょっとした汚れは消しゴムで対応しましょう。
砂壁になると消しゴムでは表面をボロボロにしてしまいますから、汚れないように普段からのお手入れに注意するしかありません。
予め汚れそうな場所にシートを張って対策をするのもおすすめです。



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まとめ

換気口は室内の裏側の外壁と通じています。
外側も手が届く場所であれば定期的に水拭きしておくと空気が入りやすくなりますね。
ただマンションの場合、外側は共用部分になりますから傷をつけたりしないように注意が必要です。
本格的な掃除をしたい場合は管理会社へ確認してからにしましょう。


室内の換気口の掃除は月に1回を目安にするのがおすすめです。。
車の往来の多い道路沿いに面している場合にはもう少しこまめな掃除が必要かもしれません。
フィルターの汚れ具合をチェックして、汚れたら洗うか取り換えるように心掛けると良いですね。

24時間換気システムでは1時間で部屋の半分ほどの空気が入れ替わります。
やっぱり窓を開けて自然の風を取り入れた方が手早いですね(#^^#)
でも外出時や就寝時は閉め切ってしまうため換気システムがあるととても便利です。
暑さ寒さも関係なく室内の空気が入れ替わってくれるのは健康にも良いですね。
定期的に掃除をして入ってくる空気をフレッシュな状態で取り入れましょう。



壁の黒ずみは換気口以外で目にすることも・・・(+o+)
こちらの記事も参考にしてみてください。


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