湿気の多い季節に限らず、冬場でも窓際の結露からカビが発生しやすくなります。
部屋を暖め風邪対策に加湿器を使えば、人だけでなくカビも住み心地の良い環境に・・・(-_-,)
ふと見上げた天井がカビで黒ずんでいるかもしれません。
自分の手が届かない場所にカビなんて!
天井のカビの対処法と予防法をご紹介します。
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天井にカビが生える原因
浴室やキッチンのような水回りで見るカビならすぐに対処して除菌が出来ますが、天井に生えた黒カビは一瞬怯みますね。
自分の背よりも高い場所にカビがあるなんて、空気まで汚染されている気がします(,^ω^)
リビングや寝室に生えるカビは室内環境を見直さなくてはいけませんね。
カビが根を張るほどの湿気が溜まっている証拠と言えますから、まずは換気の確認。
そしてエサとなる汚れがあるのかもしれません。
生活空間でのカビは放っておくと健康にも影響してしまいますから、見つけたら早めに対処をしていきましょう。
部屋の空気の流れの悪さ
カビは人が過ごしやすいと感じる温度で湿度が60%以上になると盛んに繁殖をします。
小さな窓がひとつだけといった部屋の場合はどうしても換気が不十分になってしまいます。
出来るだけ窓や扉を開けて空気を循環させたいところですが、四角い部屋の隅までなかなか風は回らないんですよね。
部屋の中央は乾燥させることが出来ても、天井付近や隅の方は湿気がいつまでも留まってしまいがちです。
家族で使う寝室ならひと晩眠った布団に湿気が多く溜まっていますから、それが蒸発しながら天井まで上っていきます。
湿気がこもりやすい寝室は特に意識して換気をしたいですね。
室内と室外の温度差による結露
水回りでも無いのに壁や天井にカビが生えてしまう部屋は窓の結露に手を焼いていたりしませんか?
冬場は特に室内と室外の温度差が大きく、窓一面びっしょりに濡れてしまうケースもよくありますね。
最近の家は気密性が高いので隙間風のような寒さを感じることはありませんが、その分結露に悩まされてしまいます。
毎日拭き取っていても完全に乾燥する時間が開かないまま、また水滴が付き始めているような状態ではいつカビ発生してもおかしくはありませんね。
結露によって部屋の湿度が上がり、場合によっては壁までしっとりと湿気を帯びてしまいます。
水分は出来るだけ拭き取って乾燥を心掛けましょう。
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天井のカビを放置すると危険
カビはそのまま放置しても自然消滅はしてくれません。
それどころか空気中にカビの胞子が漂い部屋中に広まってしまいます。
湿気やゴミの溜まった場所に飛んでまた新たに繁殖を繰り返しますから、自分達の手に負えない状況へと追い込まれてしまうかもしれません。
天井に黒ずみやカビを見つけたら早めに対処したいですね。
部屋全体にカビが広がってしまう
部屋の中に生えたカビを放置してしまうと湿気の多い環境では2週間程度で部屋中に広がってしまいます。
ただ拭き取るだけでは例え黒ずみが消えても菌自体はまだ生きています。
何度掃除しても繰り返しカビを目にするのであれば、除菌が出来ていないのかもしれませんね。
見つけた場所でしっかりと菌を断ち切っておきましょう。
建物の内部にもカビが広がってしまう
天井や壁に生えた黒カビは壁紙の表面でいくら除菌をしても内側まで根を張っている可能性があります。
カビは時間をかけてゆっくりと奥へと侵食していきますから、後回しにせず早い対処を心掛けましょう。
最終的には壁の奥の断熱材にまで到達するほど繁殖してしまいます。
そうなると大掛かりな工事が必要になりますね。
壁一面取り換えるような事態は避けるようにましょう。
人の健康にも害を与えてしまう
カビが怖いのは家族の健康状態にも影響してしまうところです。
小さなお子さんだけでなく大人でも免疫力が落ちている場合はアレルギーや感染症を引き起こしてしまいます。
肺炎や喘息など症状のつらい病気になってしまうこともありますから、カビの無い環境を目指したいですね。
天井のカビを取る方法
カビを取るにはカビキラーやハイターなどが頭に浮かびますね。
塩素系の洗剤で一気に除菌したいところですが、カビキラーは浴室用として作られています。
居室の壁や天井に使うと変色してしまったり壁材を傷めてしまう可能性がありますから、むやみに使わない方が良いですね。
ハイターも同様に壁が変色してしまう可能性があります。
天井のカビを取るにはカビの除去に効果のある「次亜塩素酸ナトリウム」を使うのがおすすめです。
カビキラーやハイターにも使われている成分で、他に壁の負担になる成分を混ぜないことで確実にカビだけを除去することができます。
次亜塩素酸ナトリウムはドラッグストアやネット通販から購入できます。
次亜塩素酸ナトリウムは水と混ぜてスプレー容器に入れて使うと便利です。
次亜塩素酸ナトリウム1:水3の割合で次亜塩素酸ナトリウム水を作ります。
塩素系の成分は肌荒れなどの心配がありますから、ゴム手袋とマスク、ゴーグル(なければメガネなど)も着用してから掃除を始めましょう。
部屋の換気も十分できているか確認してくださいね。
天井のカビ取りの手順
- スプレー容器に次亜塩素酸ナトリウム水を準備する
- 窓を開け換気を良くしてゴム手袋やマスクなどを装着する
- 脚立や安定感のある台を使って天井にスプレーする
- 1時間ほど時間をおく
- 乾いた布で拭き取る
スプレーをした時に自分に跳ね返らないように注意しましょう。
粘膜に入ると体調を悪くしてしまう可能性もありますから、しっかり防護しておきたいですね。
壁に生えたカビの場合は家族が触れる場所だと除菌の仕方も悩みますね。
こちらの記事も参考にしてみてください(^-^)
普段から出来る天井のカビ対策
カビの除菌ができたら出来れば今後もあまり目にしたくはありませんね。
天井のカビでは高い所での作業になりますから、1人ではちょっと大変です。
日頃からカビが生えないように心がけておけば、天井が傷むことも家族が変な咳に悩まされる心配もありません。
カビが生える条件は湿気と温度、それに汚れですからこまめな換気と掃除がカビ予防になりますね。
結露もしっかりと拭き取っておきましょう。
リビングよりも寝室の方が家族分の布団に湿気が溜まりやすくなります。
部屋全体の湿度も上がってしまいますから布団は定期的に干して乾かし毎日キチンと収納しておきましょう。
カビが生えやすい場所には定期的にアルコールをスプレーするのもおすすめです。
毎回脚立や台を持ち出すのも大変ですから、クイックルワイパーのようなものにアルコールを吹きかけてから使うと手軽に除菌ができますね。
まとめ
水回りのカビはある程度は仕方ないのかなと思う部分もありますが、リビングや寝室のような場所でカビを見つけるとちょっとショックですね。
掃除が足りなかったんだろうかと自己嫌悪になってしまいそう・・・(>,_<,)
こまめな掃除はもちろん大切ですが、カビに対抗するには換気を忘れてはいけませんね。
寝る時しか使わないような部屋と思っていても、寝ている時こそ汗をかき家族がそろって呼吸をしていますから湿気は相当に溜まっています。
朝起きたらまず窓を開け、布団や室内にこもった湿気を逃がすようにするのがおすすめです。
起き抜けの布団には特に湿気がこもっていますから、掛け布団をめくって湿気の逃げ道を確保することが大切です。
窓を開ける時間が取れない場合には除湿器やエアコンを活用しても良いですね。
カビを見つけたら早めに除菌をして、繰り返すようであれば壁の内部も疑ってみましょう。
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