エアコンの異臭問題、これは我が家に限らず周期的に多くの人の頭を悩ませていると思います。
特に強烈なのは久しぶりに動かした時のあの酸っぱいような何とも言えない臭い(>_<)
到底そのままその部屋で過ごす気になれないですね。
対策アイテムも見かけますがその効果はどうなんでしょう?
臭いを消す掃除方法をご紹介します。
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エアコン異臭対策にはスプレーだけでは不十分
エアコンの嫌な臭いって、今すぐ部屋の温度を調節したいって時に限ってモワ~ンと漂ってきますよね。
久しぶりに使い始める時が1番強烈です。
公共施設や大きなショッピングモールでは感じたことのない臭い。
プロの掃除が定期的に入らない家庭ならではなのかもしれませんね。
エアコンの異臭はエアコン内部の環境と部屋の空気に原因があります。
- カビ
- タバコ
- 家族の体臭やペットの臭い
- キッチンの油煙や食べ物の臭い
タバコや部屋にこもる臭いは何とかできそうですが、問題はエアコン内部のカビですね(>_<)
エアコンは周りの空気を吸い込んで温めたり冷やしたりしてまた排出しています。
いくら新鮮な空気が部屋にあってもエアコン内部にカビが生えていれば、あっという間にカビ菌が部屋中に飛び散ってしまいます。
無菌の部屋なんてまず一般的にはあり得ないとは思いつつ、やっぱりカビを頭から被っているのかと思うと気持ち悪いですね(;^ω^)
健康的にもアレルギーや感染症を引き起こす可能性がありますから、カビは気付いたら徹底除去をしていきましょう。
エアコンのクリーニングにホームセンターなどでよく見かけるのがエアコン用の洗浄スプレー。
自分で内部までクリーニングできるなら業者に頼む手間もコストもかからずちょっと良さそうに思えますね(^-^)
でも素人がちゃちゃっとやれるものでは無いようです。
スプレーを使ったクリーニングの注意点をご紹介しましょう。
スプレーは一時的に臭いを消すだけ
洗浄スプレーと言う位ですから、内部に向けてシュシュっとかけたら汚れやカビをスッキリきれいに落としてくれそうなイメージですよね。
使われている成分を見ても界面活性剤やアルコールなど、汚れを落としてしっかり除菌ができそうです。
でもスプレーはエアコン内の「フィン」と呼ばれる熱交換機部分の汚れやカビは落とせても、送風機「ファン」の汚れは落とせません。
熱交換機は冷房や除湿で使用後に温度差によって結露が発生し、それによりエアコン内で1番カビが繁殖しやすい場所になります。
そこを重点的に掃除が出来ても、送風機の汚れが落とせなければ臭いも根本的には消えないんですよね(-_-;)
臭いのついた風は必ず送風機を通り抜けます。
カビの胞子だって出たり入ったりしてますよね・・・。
それでも洗浄後は一時的に臭いは治まります。
きれいになったから?と思いたいですが、きれいにはなったのは部分的にだけ。
洗浄スプレーに配合されている香りが強く残り、ひと時の間だけ嫌な臭いを感じなくなっているというのが本当のところになります。
内部に残ってしまうとカビの原因に
洗浄スプレーについて色々と調べてみると掃除のプロはあまり自己流でのセルフクリーニングは勧めていません。
お仕事がなくなっちゃうから?と斜めに見てしまいがちですが、洗浄スプレーによる故障が多発しているそうなんです。
洗浄スプレーは吹きかけるだけで洗浄成分を洗い流す手間がありません。
ホースで水を掛けたり水はね防止にシートを張ったり、汚れ対策をあちこちにしなくてもスプレーでシュシュっとするだけですから簡単ですね。
でもその後エアコン内部はどうなっているのか?
流さない洗浄成分は汚れは浮かしてくれますが、行き場がありませんね。
菌力が失われるのは有り難いですが、汚れは・・・内部に残っているはず(-_-;)
おまけにスプレーに含まれる水分がまた湿気となってかなりマズい環境になってしまいます。
だってカビは湿気と汚れが大好きですから、落としたつもりでもまた引き寄せてしまうかもしれません。
うーん・・・これは洗浄スプレーをしたところでちょっとした気休め?程度なのかも・・・と言っても過言ではないですよね(^-^;
エアコンの異臭の原因についてはこちらの記事も参考にしてみてください(^-^)
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エアコン異臭対策には定期的なフィルター掃除
まずは汚れが溜まりやすくて手軽に掃除できるパーツをきれいにする方が賢明です。
埃やゴミは部屋の空気からエアコン内に吸い込まれていますから、特に汚れるのがフィルターですね。
ワンシーズンが終わる頃にはかなり汚れてしまいます。
集まった埃には部屋の中に紛れていた雑菌やカビの胞子が含まれているかもしれません。
こまめな掃除を繰り返さなければそのままエアコン内に侵入してしまったり、温度調節された空気に乗って部屋の中を浮遊しているかもしれませんね。
フィルターでキャッチした汚れは定期的にお掃除をして、目に見えない菌は取り除いていきましょう。
フィルター掃除の方法
フィルターはエアコン本体前面のパネルを外すとすぐに取り外せます。
機種によって多少の違いはありますが、ほとんどは両サイドから軽く引っ張るだけですから簡単ですね。
エアコンの取り扱い説明書にあるお手入れの仕方をもう一度確認してから掃除を始めましょう。
掃除に必要なものは掃除機、スポンジや使い古した歯ブラシ、雑巾です。
フィルターがカビ臭い場合は中性洗剤を使って洗うと除菌が出来ますよ。
掃除の方法
- フィルターをエアコンからそっと取り外す
- 目詰まりを防ぐためまず表面の埃を掃除機で吸い取る
- 裏面も掃除機をかける
- 裏面から表面に向かうようにシャワーで水洗いする(カビが気になる場合は洗剤を使う)
- 汚れが詰まっている部分は歯ブラシなどで優しくこする
- 水気を切って日陰に干す
半乾きの状態でエアコンに戻すと湿気を含んでいるため、カビの原因になってしまいます。
洗った後はしっかり乾かすのがカビ対策のポイントになります。
さらなるエアコン異臭対策には最低でも年一回の内部掃除
シーズンごとにフィルター掃除をしていても、異臭がする場合はもう少しこまめにお手入れをすると臭いが気にならなくなります。
毎日のように使っている時期は2週間に1回、使わない時期は月に1回が掃除の目安になります。
それでもエアコン内部の手が届かない場所の汚れが気になりますよね。
フィルター掃除をしても臭いが消えない場合は内部の掃除をしなくては解決できません。
空気の温度調節を行うフィンを中心に空気が流れる部分は、最低でも年に1回の掃除をしておかなければ清潔は保てそうにありません。
細かいところまで徹底的にきれいにするならプロに依頼する方が確実です。
市販のクリーナーでは洗剤や汚れ残りが気になりますね。
内部掃除の方法
自分で挑戦する場合の掃除方法もご紹介します。
まずは市販のエアコン洗浄スプレーを用意しましょう。
ホームセンターなどで手軽に購入ができますよ。
掃除機やゴム手袋、使い古した歯ブラシなどを準備します。
掃除の手順
- 本体カバーを開きフィルターも外す
- フィン部分についた埃を掃除機(ブラシをセット)で丁寧に吸い取る
- 掃除機で落としきれない隙間汚れを歯ブラシで撫で落とす
- 洗浄スプレーをフィンに向かってかける
- 電気系統には掛からないように注意する
- しばらく乾燥させるため10分程度おく
- フィルターを戻しカバーを取り付ける
スプレーの飛び散り予防に新聞紙などを敷いてから始めると良いですね。
乾燥時間は長めにとった方が水分が抜けて衛生的です。
まとめ
エアコンの臭いは部屋中に充満してしまいますから、いざ使いたいと思った時にはきれいな状態にしておきたいですね。
自宅で内部まで掃除出来たら手間もコストもかからず楽ですが、高い場所での作業や電化製品のお手入れに自信がない方は業者さんにお願いしましょう。
料金は1台1万円程度が目安になりますが、汚い空気の中で暮らすよりは良いですよね。
エアコン内部は換気も大切です。
特に冷房や除湿で使った後は結露による水分が発生してしまいますから、使用後はしばらく送風にして中から換気をするのがおすすめですよ。
フィルター掃除も忘れずに、本体や吹き出し口もついでに拭き掃除をしておくと気持ちよく使えますね。
エアコンのフィルター掃除はこちらの記事も参考にしてみてください(^-^)
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