たまには掃除をしようとエアコンのパネルを開けてみると何やら黒い斑点模様が・・・。
これって単なる汚れ?それともカビ??

エアコンは数ある家電の中でもカビが発生するリスクが高いですから、黒い塊状の汚れは要注意!
ただ水拭きしただけでは解決しませんから、アルコールでしっかり除菌をしていきましょう。

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エアコンのカビにアルコールが効果的な理由

エアコンは毎日のように使う時期と、全く使わない時期が定期的に繰り返されますね。
しばらくぶりにスイッチを入れると、エアコンから変な臭いがするのは家庭用のエアコンあるあるかもしれません。
でもその臭いに含まれる成分には身体に悪影響なものも少なからずあります。
異臭に思わず鼻や口を塞ぐのは本能的に正しい行動なんでしょうね。


梅雨時期や大掃除のシーズンはエアコンにはびこるカビについてテレビなどのメディアでも話題になります。
健康番組でもカビから発生するアレルギー重症化する病について特集されているのを目にしたことがありますね。

でも何となくうちは大丈夫だろうと根拠のない余裕や自信があって、深く考ずに何もせずそのままエアコンを使い続けてしまいます。
いざ掃除をしようと開けてみた時にどこかで見た事がある汚れを目の当りにして、ようやくあの時テレビで見たカビが自宅のエアコンにも繁殖していたと気付くことに・・・。

エアコンは室内の温度を調整するため、部屋の空気をホコリや湿気ごと吸い込んでしまいます
内部で冷やしたり温めたりして一定の室温を保つ働きがありますが、吸い込んだ水分やゴミなどはどうしてもエアコンの中に残ってしまいますね。

人が住みやすいと感じる温度の中で湿気とエサとなる汚れが同じスペースにあるとなれば、カビは必ず寄り付いて、確実に繁殖していきます。
これって他人事ではなく自宅のエアコンの話し((+_+))
頭の上にカビが黒くて立派な住み家を増築しているかもしれませんよ。

エアコンはカビに狙われやすいという事を常に意識しておいて、定期的に掃除をしてカビの繁殖を食い止めなければいけませんね。
見つけてしまったカビは早い段階で除菌してしまいましょう。

エアコンのカビ除去にはアルコールがおすすめです。
アルコールは医療用の消毒液としても使われています。
安全性が高い上、水にも油にも馴染みやすいのが特徴ですから、空気中の様々な汚れが溜まるエアコン掃除にはとても便利です。
拭き掃除をしながら殺菌も出来るので、高い位置にあるエアコンも時間や手間をかけずにきれいな状態にできますよ。


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アルコールを使ってエアコンのカビを取る方法

エアコン掃除に使うアルコールは「消毒用エタノール」としてドラッグストアなどで購入できます。
よくある除菌用のウェットティッシュや手に擦って使うジェルタイプなどでも対応出来ますが、掃除に使うのであれば液体をボトルで購入した方がお得です。


楽天市場

スプレー容器を用意して移し替えて使うと便利ですよ。
そのまま手に吹きかければ除菌剤となり、水回りの除菌や油汚れを落とすのにも使えます。

エアコンを掃除する際もスプレー容器に入れて使いましょう。
まずはエアコンの電源を切りコンセントを抜き、パネルを開いてフィルターを取り外します。
エアコンは中の金属部分をいじってしまうと故障の原因になってしまう可能性がありますから、不用意にあまり触らない方が良いですね。
基本的にはフィルターと吹き出し口などの手が届く範囲だけ掃除をします。


  1. エアコンの電源を抜きコンセントも外しておく
  2. 汚れやホコリ予防にエアコンの下に新聞紙などを敷いておく
  3. パネルを開きフィルターを取り外す
  4. 本体のホコリを水拭きする
  5. カビが生えている部分を中心に消毒用エタノールを浸した雑巾などで拭く
  6. 吹き出し口などには直接スプレーをして拭き上げる
  7. 取り外したフィルターを浴室などで水洗いする
  8. 汚れが酷い場合は中性洗剤を使う
  9. フィルターを陰干しでしっかり乾燥させてから元に戻す
  10. エアコン全体にもう一度消毒用エタノールを吹きかける
  11. 電源を入れて20分程度送風運転にして乾燥させる

フィルターを洗った後カビ予防に消毒用エタノールを吹きかけておいても良いでしょう。
湿ったまま戻すとまた別のカビが住み着いてしまうかもしれませんから、完全に乾かしてからセットします
汚れが酷い場合はしばらく中性洗剤に浸けおくと落としやすくなりますよ。
使い古した歯ブラシなどで軽く擦り洗いするのがおすすめです。


アルコールは皮脂汚れにも強いので、きれいな布に消毒用エタノールをスプレーして拭けばリモコンまできれいになりますよ。

エアコンフィルターに生えたカビを取るにはこちらの記事も参考にしてみてください。

アルコールでエアコンのカビ取りをする際の注意点

手軽で身近なイメージのアルコールですが、カビ取りをする時にはいくつか注意が必要です。

殺菌力は確かですが、黒カビの場合は色素まで分解ができません
カビ自体は死滅していても、黒い色素だけが素材に残ってしまうんです。
見た目が変わらないと何となくちゃんと除菌できたのか不安になりますね。
ツルっとしたエアコン本体であれば早い段階なら拭き取るだけで黒カビは姿が消えてなくなりますが、フィルターなど繊維に絡むと色素が残ってしまうかもしれません。


どうしても気になる場合はキッチン用の漂白剤を薄めて使うしかありませんが、その際アルコールと塩素系の洗剤が混ざらないように注意しなければいけません。
塩素系洗剤は成分が強力ですから他の洗剤と混ぜるのは危険です。
黒ずみを取り除く場合はアルコールを使って掃除をした日とはずらして作業をするのがおすすめです。

揮発性が高いので火の側では絶対に使わない

アルコールは油汚れにも強いとお伝えしましたが、揮発性があり引火性もある液体ですから火の側で使うのは大変危険です。
アルコールで掃除をしている最中に家族がタバコに火を付けただけで思わぬ事故になってしまうケースもありますから、キッチン以外でも油断はできませんね。

揮発性が高いため密閉容器で保管をしないといつの間にかなくなってしまうかもしれません。
余った分はしっかりフタを締めて火の気のない冷暗所で保管しましょう。

カビが落ちてくる可能性があるので新聞紙を敷いておく

カビは黒くて気持ちが悪いものというイメージがありますが、実際は目に見えないカビの胞子が空気中を浮遊しています。
根を下ろして黒く繁殖してしまったものだけではなく、そこからミクロ単位の胞子が飛んでいますから掃除の時も注意が必要ですね。

カビ部分を拭き取る時は派手に手を振らず、雑巾やペーパーでそっと押さえて包むようにして取り除きましょう
エアコンは天井近くの高い位置に設置されていることが多いですから、そこからカビが下に落ちてしまうかもしれません。
エアコンの下に簡単に捨てられる新聞紙などを敷いてカバーしておくと安心です。

掃除中に体内に吸い込まないようにマスクも必須ですね。

まとめ

エアコンのカビ掃除は注意をしないと部屋の中にカビの胞子をまき散らしてしまう可能性があります。
フィルターを取り外す時も上に被ったホコリと一緒にカビの胞子が紛れているかもしれませんから、落とさないようにそっと取り外すようにしたいですね。

雑巾を使って拭く時は汚れた面を使わないように折りたたみながら拭いていきましょう。
アルコールを含んだ除菌シートを活用しても良いですね。

カビの原因はエアコン内部に溜まる湿気汚れになりますから、定期的に送風運転をしてこまめに内部を乾燥させるようにしましょう。
フィルターの掃除は月に1回が目安になります。
室内の湿度を下げるために部屋の換気をすることもエアコンのカビ予防になりますよ。

エアコンの掃除をしても臭いが気になる場合はこちらの記事がおすすめです(^-^)

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