夏や冬の車での移動はエアコンが大活躍します。
でも、車のエアコンにも欠点はあります。
エアコンのスイッチを入れてからしばらくの間、あの何とも言えない異臭に耐えなければならなかったりして(,^ω^)
車内の温度を取るか、鼻につく臭いを取るか究極の選択・・・。
いえいえ、もっと快適なカーライフを目指したいという方へ異臭対策をご紹介します。
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車のエアコンの異臭の原因が「汚れ」の場合
家庭用のエアコンだって掃除をしないまま長く使っていれば、フィルターに埃が積り吸い込んだゴミに臭いの元となる雑菌が住み着いてしまいます。
エアコンをフル稼働させるシーズンは特にこまめなお手入れが必要になりますね。
車に装備されているエアコンだって同じです。
新車または中古車でも購入してからエアコンの掃除をした覚えがないという場合は要注意ですね。
異臭を感じたならそれは内部の汚れが原因と考えられます。
エアコンは車内の狭い空間で空気を循環して温度調節をしてくれていますから、密室にこもる臭いは何ともキツイですよね((+_+))
エアコンの汚れは主にフィルターに溜まっています。
車のエアコンフィルターは1年に1度を目安に交換が推奨されていますが、エアコンの種類によっては自分で取り外して洗浄できるものもあります。
車を購入した時にもらった説明書を確認してみましょう。
汚れ取りに使う道具
説明書で取り外し方を確認しつつ、フィルターが水洗いOKなのかもチェックしておきましょう。
自分で水洗いが出来ればかなり汚れも落とせますが、NGの場合でも溜まった埃を取り除くだけでエアコンの効きも違ってきます。
普段あまりいじる部分ではないフィルターの取り外し方も手順をよく確認して進めたいですね。
車のエアコンフィルターは素材がとても軟らかく、変形しやすいので取り扱いには十分注意が必要です。
用意する物
- ゴム手袋
- タオル
- バケツ(水洗い出来る場合)
- 中性洗剤(水洗い出来る場合)
汚れ取りの方法
車のエアコンフィルターは変形の恐れがあるため埃を取るのに掃除機は使用できません。
水洗いが出来ない場合はフィルターを外したら優しくはたいて埃やゴミを落とします。
強く叩くと変形して使えなくなってしまいますから注意が必要です。
水洗い出来る場合の手順
- フィルターを丁寧に取り外す
- バケツに水と中性洗剤を入れつけ置く
- 1時間ほど時間をおく
- 途中で一度裏表をひっくり返したり軽く揺らして汚れを取る
- 水洗いして洗剤の成分をすすぐ
- タオルなどの上に置いて形を崩さないようにして干す
- 完全に乾いたら元通りにセットする
フィルターの汚れは油分を含んでいる場合もあり落ちにくい可能性があります。
ゴム手袋を使い素手では触らないように準備をしてから始めましょう。
簡単に落ちない場合は何回かつけ置き洗いとすすぎを繰り返すと徐々にきれいになっていきますよ。
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車のエアコンの異臭の原因が「カビ」の場合
エアコン内の汚れが深刻な場合はフィルターを洗っただけでは臭いが取れないかもしれません。
内部でカビが発生してしまうと表面を洗浄しただけでは菌がまた繁殖を繰り返し、あっという間にまたカビを含む異臭を感じるようになってしまいます。
車のエアコンのカビはフィルターに付着しているだけでなく、奥の「エバポレーター」という空気を冷やすための冷却装置にも付着しています。
空気を冷やす時に発生する結露がカビの元になってしまうんですね。
カビの発生源が機械部分となると手が出しづらいように思いますが、最近ではカビ対策用の専用クリーナーも市販されています。
説明書を良く読んで問題ないようなら活用してみましょう。
カビ取りの道具
- ゴム手袋
- カーエアコン用クリーナー
- タオル
市販のクリーナーは車種によって使えないものもあるようですから、購入前によく確認しておきましょう。
カー用品店で店員さんに相談すると安心かもしれませんね。
市販のクリーナーは2,000円前後で購入できますよ。
カビ取りの方法
フィルターを取り出して洗うのとは違い、機械を洗浄するとなるとあまり車に詳しくない場合はドキドキしちゃいますね。
でも市販のクリーナーを正しく使って説明に沿って行えば案外簡単にきれいに出来ます。
カビ取りの手順
- 洗浄液にノズルを差し込み準備をする
- グローブボックスを開いてフィルターを取り外す
- 洗浄液を説明書に従ってセットする
- 各送風口が開いているか確認して洗浄開始
- 洗浄液を取り外してエアコンのスイッチを入れる
- フィルターを元に戻す
- グローブボックスを取り付ける
- 車内をよく換気する
車の内部洗浄はこちらの記事も参考にしてみてください(^-^)
車のエアコンの異臭の原因が「タバコの臭い」の場合
タバコを吸う方は車内の個室空間で一服したくなりますね。
喫煙場所も限られている昨今では自分専用の空間は貴重です。
でも自分だけが乗るとは限らない自家用車。
ましてタバコの臭いは独特でなかなか消えないんですよね。
乗り物酔いしやすい方や小さな子どもは不快な臭いによって更に具合が悪くなってしまう場合もありますから、異臭はできるだけ取り除くようにしましょう。
タバコの臭い取りに使う道具
タバコの臭いはエアコンのフィルターはもちろん内部のエバポレーターにまで達しているかもしれません。
フィルター掃除と内部洗浄も行いましょう。
でもそれだけでは臭いは完全には消えません。
車内で喫煙した場合はシートや天井など細かい部品にまでヤニ汚れが付着しています。
ひとつずつ拭き取っていきましょう。
必要な物
- エタノール
- 重曹
- 掃除機
- 雑巾
タバコの臭い取りの方法
まずはエアコンフィルターや内部洗浄を行いましょう。
汚れ具合によってはフィルターは交換してしまった方が早いかもしれません。
続いて車内もきれいに拭き掃除をして汚れや臭いを除去していきます。
ダッシュボードや天井などは水拭きだけでなくエタノールを使って拭いていくのがおすすめです。
マットなどの布物は取り外せるものは全て丸洗いして良く乾燥させます。
車体と一体化しているシートやシートベルトには重曹が便利です。
布部分にまんべんなく粉のままの重曹を振りかけしばらく時間をおきます。
その後掃除機で吸い取れば汚れと臭いが重曹に移ってきれいになりますよ。
掃除後は車の窓を開け風を通してよく乾燥させると良いですね。
完璧に仕上げたい場合はカー用品店などに依頼する「オゾン脱臭」がおすすめです。
気になる臭いも確実に除去してくれますよ。
お値段は5,000円程度が相場で効果は1年ほど持続します。
まとめ
臭いは人の気分を左右します。
良い香りが漂えばリラックスして行き先で起こる出来事も楽しみに思えますが、異臭の場合は乗車すら拒否したくなりますね。
家族なら文句も言えますが、他所の車にお邪魔した場合や異臭を感じながらも知人を乗せなければならないとなると気が気ではありませんね。
エアコンフィルターは自分で洗えるのであれば定期的に洗浄し、必要であれば交換して清潔をキープしましょう。
自分で内部まで洗浄するのが難しい場合は無理せずプロに依頼した方が安心です。
すっきりきれいな空気でドライブに出掛けたいですね。
車の内側がきれいになったら外側もピカピカに磨いちゃいましょう!
こちらの記事も参考にしてみてください(^-^)
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